購入当初から気になっていた、代車兼愛車のフロントサスペンションの交換を行いました。
と言うのも、段差等でコツンと突き上げるような音がしていて、ショック抜けが疑われていたためです。
ショック抜けとは、ショックアブソーバーの中の弁の動きが悪くなってコイルスプリングの動きをうまく吸収出来なくなることを言います。
上の写真のバネの内側にある筒がショックアブソーバーで、バネと一緒に伸び縮みしてバネの動きを吸収することで、いつまでもボヨンボヨンしないようにしてくれています。
(ちなみにコイルスプリングとショックアブソーバーの2つを合わせてサスペンションといいます。)
年式も20年前の車で、10万km近く走行しているため仕方がないことなのですが、乗っていて気分がいいものではないですね。
購入当初から音は出ていたのですが、これはショック抜けの初期症状で、放っておくとコイルスプリングの動きを吸収できなくなり、フワフワしたような動きになって乗り心地も悪くなってしまいます。
今回は中古で出ている純正品に交換することにしました。
上が元々付いていたサスペンションで、下が今回取り付ける中古品です。
アッパーマウントという車体に取り付ける側の部品のアップですが、上が飛び出ているのがお分かりになりますか?
隙から見える黒い部分はゴム製になっており、ゴムがヘタってくると車の重みに負けて突き上げる様に飛び出てくるというワケです。
つまり、このまま乗り続けていくとやがて突き抜けます。
手で触ってみても上はグラグラと動き、これではタイヤをしっかり支えられないことが分かります。
長さが違うように見えますがただの遠近法です。
さて、交換後はサイドスリップをとることをオススメします。
要はタイヤを真っすぐにする作業です。
今までヘタって縮んでいたものが元の長さになるため、車高が変わるからです。
車高が変わるとタイヤが接地する角度が変わって偏摩耗(変な摩耗の仕方)に繋がります。
車高調の新品を付ける場合は500kmほど走って馴染ませた後にもう一度車高を測って調整することをオススメします。
製品にもよりますが目に見えて車高が下がることがあり、特に運転席側が沈むことが多いです。
交換後は段差でも音はしなくなりました。
新品に買えるのが一番リスクが無いのですが、中古品を使うことで部品代を安く抑えることもできます。
段差等でコツンと音はなりませんか?
もしかしたらショック抜け前兆かもしれませんよ?
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