いつもご愛顧いただき有難う御座いました!

ダイハツ ミラジーノ エンジンマウント交換

ダイハツ ミラジーノ エンジンマウント

今回ご紹介する作業は、ミラジーノのエンジンマウント交換です。
以前ご紹介したエアクリーナーボックスの隙間と関連する部品になります。
以前の記事は下記をご覧ください。

ダイハツ ミラジーノ エアクリーナーボックス 隙間修正ダイハツ ミラジーノ エアクリーナーボックス隙間修正

ダイハツ エンジンマウント 亀裂

助手席側の前タイヤを外すと見えるのですが、亀裂が入っているのが分かりますか?
ジーバートを施工しているため少し分かりにくいですが、画像中央の部品がエンジンマウントです。
エンジンマウントはエンジンを支えているパーツで、程よい弾力のゴムでエンジンの振動が車内に伝わらないように出来ています。
このまま進行して千切れると、ガタガタとエンジンが大きく揺れて他のエンジンマウントへの負担が大きくなります。

ダイハツは特にゴム類が弱いと言われていますが、正直、19年も前の車なのでゴム類が劣化するのは妥当だと思います。
車には多くのゴムパーツが使われていますが、10年ほどでヒビや亀裂が入って交換する消耗品です。

とは言え、古い車だと、後々改善されてパーツがマイナーチェンジしていることも多々あるので一概には言えないのですが・・・

ダイハツ ミラジーノ エンジンマウント交換 新旧

さて、左が新品で右が外した部品です。
本当に弱いと新品パーツは強化されていたりするのですが、今回は特に変わったところは無いですね。

見比べてみると、古い方は真ん中の穴の位置が下に下がっているのが分かります。
ここにエンジンが固定されるのですが、ゴムが劣化してくると弾力がなくなって下に下がってきてしまいます。
これによりエンジンが下がって前述したエアクリーナーボックスの隙間に繋がると言う訳です。

エンジンを支えている割には上下に空間があって頼りないように見えますが、実はこの隙間がポイントで、エンジンの振動を逃がしています。
そして、助手席側というのは一番エンジンの振動を受ける場所で、負担が大きいため、亀裂が入りやすいと言う訳です。
(横置きのエンジンは前後にねじれる様に振動するため)

ダイハツはゴム類が弱いという情報が先行して、この隙間を埋める方がいますがエンジンの振動が車内にダイレクトに伝わるため会話もままならないほど車内がうるさくなるので注意してください。
ボディーにもダメージが入るので、修理代がかさむ原因になります。

ダイハツ ミラジーノ

新品のエンジンマウントも手で触ってみるとプニプニと動いて頼りないですが、交換後エンジンをかけると、アイドリングでも分かるくらいに車内に伝わる振動が減りました!
3気筒という少ないピストン数で回しているエンジンは振動がどうしても打ち消せずに大きくなってしまいます。
その振動を車内に伝えないようにするにはこれくらい柔らかいゴムで前後にも隙間を作る必要があると言う訳ですね。

今回は中古で購入したため、元々の振動がどれくらいだったのか分からずに交換を後回しにしていました。
また、長年乗っているとジワジワとゴムがヘタってくるため気付きにくい部分でもあります。
10年経たずに亀裂が入る場合もあるため、今一度チェックしてみてください。

FUJI BACKでは愛車点検として、法定点検を超える点検項目でお車の状態をリストアップ致します。
是非ご検討ください。