今回ご紹介する作業は車検です。
午前中に車検に引っ掛かりそうな部分の整備を行い、午後に陸運局で検査を受ける流れにしました。
タイヤとマフラーが気になるので見てほしいとのことなのでタイヤ見てみます。
タイヤの溝は4.5mmでした。
ノーマルタイヤ(夏タイヤ)であればまだまだ余裕のある深さですが、スタッドレスとして使うには5mm以上必要なので次の冬シーズンには使えません。
また、雨の日は滑り止めの細かい横溝のせいでノーマルタイヤより滑りやすくなります。
タイヤの側面に製造年月日が書かれている場合があるのですが、このタイヤは5年前でした。
タイヤはゴム製品なので、屋外で日光に晒されると、輪ゴムのようにボロボロになってきます。
それを保護するために保護剤が入っているのですが、それでも5年を目安に交換することをオススメします。
写真だと分かりづらいのですが、溝のあたりに細かいヒビが入っているのが見えますでしょうか?
このくらいのヒビならいいのですが、大きくなってくるとパンクに繋がります。
また、空気圧は基準値の半分しか入っていませんでした。
タイヤの空気は自然に抜けてくるので、一番いいのは1ヶ月に1度は空気圧を見てあげるといいでしょう。
ガソリンスタンドでも無料で見れるので、給油のついでにお願いするのもアリです。
最低でもシーズン毎にチェックしてください。
夏は空気も温まり膨張しますが、そのまま冬を迎えると空気が冷やされて収縮します。
これだけで空気圧が基準値以下になるので、高速道路を利用した時にバースト(破裂)のリスクが高まります。
次に、マフラーを見てみます。
一度、別のお店で穴を塞いでもらったらしいのですが、黒いススが付いているのが見えますでしょうか?
溶接した部分の隙間から排気ガスが漏れています。
当時も応急処置だったようで、次漏れていたらマフラー交換を提案されていたそうです。
今回も、車検当日なのでとりあえずアルミテープで穴を塞ぎます。
事前に点検できていれば、マフラーも交換して万全の状態で臨めたのですが、とりあえず排気漏れは止まったのでこれで行きます。
検査場に持って行く前にライトの点検をしていると、ナンバー灯が切れているのが分かりました。
見づらいですが、透明のカバーを捻れば外せます。
とりあえず車検は通ったので、残りの整備も行います。
エアクリーナーという部品で、エンジンに入る空気をろ過するマスクのようなものです。
お車を使用している場所にもよるのですが、交通量の多いところやホコリの多いところは早めの交換をオススメします。
ここが詰まるとエンジンのパワーも落ちて、燃費も悪くなってしまいます。
そのままスパークプラグの交換もします。
右が新品で、左が外したものです。
エンジンに火花を飛ばす部品で、コンロに火を付けるときにパチパチとなるのと仕組みは全く同じです。
先端の針状の金属とL字の金属の間に火花が発生します。
そのためだんだん角が丸くなり、L字の金属も摩耗して隙間が大きくなって上手く火花が飛ばなくなります。
こちらもエンジンのパワー不足を招き、最後は失火します。
軽自動車はエンジンの回転数が高いため、普通車より交換のサイクルが短いです。
写真は撮っていないのですが、オイル交換やブレーキフルードの交換もしました。
また、LLC(冷却水)はワコーズ クーラントブースターを使用することで工賃を抑えました。
新品のLLCに交換する以上の効果があるため、オススメします。

さて、車検とは直接関係ないのですが、忘れがちなのがエアコンフィルターです。
その名の通りエアコンのフィルターなのですが、普段エアコンを使用しない場合でも、外気導入にしたときに外の空気がここを通って車内に入ってきます。
左が新品です。
フィルターが詰まるとエアコンの効きが悪くなります。
また、悪臭が発生する場合もあります。
フィルターも色々な種類があり、花粉をキャッチしてくれるものやPM2.5もキャッチするものや炭の力で脱臭するものもあります。
交換する際に是非検討してみてください。
FUJI BACKでは車検前の点検も併せてオススメしています。
思わぬ追加部品や当日車検に通らないといったリスクを防げます。
法定点検を超えた検査項目の愛車点検と同等の点検を行い、パーツリスト、必要な整備箇所をリストアップします。
事前に検査していただいた場合、車検検査料22,000円をお値引きします!

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